ボイストレーニングについて

シャチギター教室ではボイストレーニングも行っています。
当教室では正しい呼吸法、正しい発声法により、
喉や体に負担のない歌い方を教えていきます。
正しいトレーニングをすることにより高い声も楽に出せるようになります。
男性が女性の曲を歌うことも可能です。

「ミックスボイス」
などという言葉を使って指導する教室ではありません。
地声と裏声を混ぜるというのは水と油を混ぜるようなものです。
つまり混ぜることはできません。
歌は裏声で歌うべきです。
理由は声帯に負担がかからないからです。
正確にいうと「鍛えられた裏声」が理想の発声です。
鍛えられてない裏声は使い物になりません。
裏声を徹底的に鍛えて、力強い裏声を目指していきます。
それがみなさんが憧れている歌手たちが出している声なのです。
巷でいわれてるミックスボイスなどというものではありません。

■呼吸法について
人間は酸素を吸って二酸化炭素を排出しなければ生きていけません。
当然このバランスが乱れると疲れてきます。
間違った腹式呼吸のトレーニングは何の意味もありません。
ただ疲れるだけです。
そんな呼吸法で歌ったら曲の最中に疲れて当然です。
曲の最中に疲れてしまったら表現する余裕がなくなってしまいます。
正しい腹式呼吸を身につけることによって
何時間歌っても疲れないようになります。

■発声法について
「腹筋に力を入れて腹から声を出す」
よく世間で使われている言葉ですね。
こんな歌い方をしているから本来の声が出ないのです。

当たり前ですがお腹から声は出ません。
冷静に考えれば小学生でもわかることですね。
声が出るのは喉です。
正確に言うと声帯です。
体全体の力を抜いて声帯をスムーズに振動させることによって声は出ます。
その声帯の振動を体のいたるところに共鳴させることによって、聞こえやすい声になります。

腹筋に力を入れることにより声帯は閉じてしまいます。
鍵のかかったドアから鍵を使わないで外に出ようとしたらどうしますか?
ドアを壊すしかないですね。
腹筋に力を入れて声を出すということはこれと同じことなのです。
閉じた状態の声帯に無理やり空気の圧力をかけて声を出すのです。
それにより声帯が腫れてしまって声が出なくなってしまうのです。

「体の力を抜いて高い声が出るの?」
なんて最初は不思議に思うかもしれませんけど、正しい発声法を身につければ
「体の力を抜かなければ高い声は出ないよね」
に変わっていきます。

高い声や力強い声は力を入れて出すものではないのです。

ボイストレーニングは歌うためだけのものではありません。
日常のコミュニケーションには老若男女問わず声は必要不可欠です。
魅力のある声になれば印象も変わっていきます。
声に自信がつけば毎日がより楽しくなるはずです。

あなたも魅力のある声を手に入れてみませんか?